MIRAI BLOG あなたこそ、彼女の後ろ姿の世界的権威

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2024/05/16 (Thu) 16:00 　 Category /

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森見登美彦氏の「夜は短し歩けよ乙女」を読了しました

クセのある文体で、読みはじめたらやめられないと好評だったのですが、本当に面白かったです

一言でいうと、主人公の京都の大学生『先輩』が、一目ぼれした女の子『黒髪の乙女』の目にとまるべく、京都の街を縦横無尽に駆け巡る物語です。

女の子との自然な出会いのために、先輩は体を張ってます

体を張れるぐらい、誰かを好きになれるなんて、本当にすばらしいことです

「私は彼女の後ろ姿の世界的権威と呼ばれる男だ」という文章が本編を通じて繰り返し出てきます。

そうでしょうとも

ていうか、「彼女の後ろ姿」を研究してる人なんて他にいないもんね

これはもう言ったもん勝ちやな･･･。

これは･･･何かの世界的権威になるための主人公の戦略なのか、ベタに『黒髪の乙女』の後ろ姿を穴が空くほど眺めていたのか、解釈がわかれるところではありますが。
わたしとしては、ベタに女の子の後ろ姿をじっと見つめていたんだと信じたい

今さっきググってみて、はじめて知りましたけど。
『夜は短し歩けよ乙女』ってコミックスになっていたんですね

絵がかわいいなぁ、もぅ

現実ではありえないぐらいの奇想天外な楽しいストーリーは、小説よりもコミックス向きかも

ちょっと読んでみたいです